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○当社により発明されたディスクグラインダーカバーが

2008年  第45回全国建設業労働災害防止大会において顕彰基金による顕彰で最優秀賞を受賞いたしました。

  福岡国際センターにて受賞! 

 商品開発の経緯       

はじめまして。私共は主に建設業に携わる仕事をしております。小さな会社ですが多くの現場に作業へ行く事が多く、配管工事、機械関係、製缶、メンテナンス等を行っております。           日々、従業員に事故や怪我の無いよう全員で安全意識を高め、管理者には現場の安全確保、作業員の危険防止処置に心がけ工事を遂行しております。建設業での労災事故は多く、墜落、挟まれ、切傷事故など身近な所で災害はおきています。こうした事故を防ぐ為に元請業社や一次業社などでは安全担当者を専任し、パトロールや会議などを行い事故防止に努めております。しかし現場での安全管理は非常に難しく、低予算によるコスト削減、それに伴う工期の短縮等で安全第一とかけ離れたものになっているのが現状です。形だけの安全管理ではなく現場での『ヒヤリハット』などで現実的な、しかも実行可能な事故、災害防止を作業員一人一人の安全意識の向上が最も大切な方法だと思います。現場作業でおきた事故例やヒヤリハットでこうゆう物があればもっと安全で事故や怪我を防げるようになるのではと日々従業員達と話し合いをして、今回 工具(ディスクグラインダー)に取り付ける安全カバーを考案致しました。                               グラインダーによる怪我は本当に多く、私も幾度となく目の当たりにしてきました。実際、私も怪我をした経験があり非常に危険度が高い工具だと思いました。しかし利用度がとても多く、数多くの仕事では欠かせないアイテムの1つです。その中の仕事の一部にディスクグラインダーを使用してタングステン電極の研磨作業というものがあります。タングステン電極とは、直径1.6mm~4mm位の棒状の物で長さは3cm~10cmほどの物で鉛筆の先端の様に鋭く研磨します。研磨したタングステンは主にTig(ティグ)溶接等の電極に使用され、多くの産業で使用されています。研磨方法はさまざまで、主にディスクグラインダーを使用してきました。しかし安全面において非常に危険度が高く、今や多くの現場や工場などではディスクグラインダーによるタングステンの研磨作業が問題視されているのが現状です。近年では専門のタングステン研磨機が販売され、工場などではよく見かける光景になってきてはいるにですが、どうしても現場作業などでは、やはりディスクグラインダーで研磨するというのが主流であり、危険と隣り合わせの作業になります。実際ディスクグラインダーを使用してのタングステン電極の研磨作業で『目に切粉や粉塵が入ってしまい病院へ行きました。』また『砥石で指を切ってしまった。』『周囲の作業員に怪我をさせてしまった。』など身近な所で事故や怪我が発生しています。作業員が安全にそして安心して作業を行えるよう当社では、ディスクグラインダーに安全カバーを取り付け、『事故や怪我から作業員を守る。』『あなたの会社は本当に安全第一、安全最優先ですか?』をコンセプトに商品を開発、設計を致しました。グラインダーによるタングステン研磨の最も危険なポイントはむき出しの砥石に手指を近づけすぎ切傷事故をおこしてしまう。また、研磨中の切粉や粉塵が作業者または周囲の作業者の目に入ってしまう事などです。こうしたディスクグラインダーを使用しての研磨を専用安全カバーにより、むき出しだった砥石の側面にカバーを取り付け、上部にはアクリル板を使用し、切粉や粉塵の飛散を防止しました。また、中央側面付近部の長穴によりタングステン電極の安定を保ち自由な角度で研磨できます。長穴は5つの異なる大きさで、タングステンの各種サイズ、ダンゴ状になった電極も無理な力を入れずに研磨できます。グラインダーによる研磨作業の危険を取り除き、現場や工場で使用しているグラインダーに簡単装着できます。そして各メーカーで販売しているディスクグラインダーは細部の部品の大きさ、形状が若干異なりますが、この専用カバーは多機種に対応しており安全で安心できる研磨作業が実現できます。                                         毎日身近で起きている危険な作業によるヒヤリハットや怪我を無くし多くの作業者に安全カバーを知っていただきたいと思います。                                   

『本当の安全第一』は実際に仕事をする末端作業者の経験や知識からなるものだと私は思っております。

 
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